安全で仕上がりの良い白髪染めとは?“白髪染めのあとはどうすればよい??”

白髪染めのあとはどうすればよい??

白髪染めをするとき、天然成分配合などのヘアマニキュアやトリートメントタイプを使えば頭皮や髪にやさしいので特に問題はありませんが、ヘアカラーを使用するときはそのアフターケアにも気を配る必要があります。ヘアカラーで色を染めるとき、髪の内側の色素を脱色し別の色をつけるために薬品を使用して髪のキューティクルを開くのです。ですから髪は痛みやすくなります。

よくヘアケア製品のホームページなどにはキューティクルを顕微鏡で拡大した画像や髪の毛のしくみのイラストが出ていたりします。見たことがある人もいるでしょうか?拡大画像を見るとなんとも不思議なもので、キューティクルはいくつかの層を成しうろこのような形にも見えてきます。キューティクルには水分を保持するほか、外からの刺激を守る役目があります。キューティクルの外側の層が水やアルカリなどをはじくため、本来でしたら染毛剤などが中に入るのも防ごうとします。しかしヘアカラーに含まれる薬品によってキューティクルはいとも簡単に開いたりはがれたりします。一度、キューティクルがはがれたり痛んだりすると元には戻らないので、つやはなくなり中から水分が出てしまい、パサパサの髪になってしまいます。カラーをしなくても日常生活においては紫外線、ブラッシング、ドライヤーの熱など、常に髪にはダメージを与えているのです。

それでもカラーをしたいというなら、白髪染めをしたあとのケアをしっかり行いましょう。これをきちんと行うことで髪のダメージも最小限に抑えることができるでしょう。おすすめの方法のひとつは、カラー専用のシャンプーを使うことです。カラー専用のシャンプーは普通のシャンプーと違いキューティクルを引き締めたり色持ちを良くする効果があります。また、ヘアパックをするのもおすすめです。通常のヘアトリートメントは髪の表面のみに働きますが、ここでラップや蒸しタオル、シャワーキャップなどを使うことによって髪の奥まで浸透させられます。

シャンプー時にはキューティクルを傷めないようやさしく洗ったり、タオルドライするときもゴシゴシこすったりしないようにします。また、ドライヤーの熱を長い時間かけて同じところに当てるのもよくありませんからドライヤーを髪から少し離してこまめに揺らしながら使うと良いでしょう。

髪の痛む要因がわかったなら、次のヘアカラーまでは少し時間を置こうと思うでしょう。その間は髪や頭皮にやさしいトリートメントタイプや部分染めなどで一時しのぎをするほか、上記のようなヘアケアを続けて行い、さらには食生活やストレスなど生活習慣を改善することでも髪のダメージを減らすことができるでしょう。