安全で仕上がりの良い白髪染めとは?“白髪染めのアレルギー・ダメージ”

白髪染めのアレルギー・ダメージ

白髪は年とともに増えてきて避けては通れません。いままではファッションのためにしていたカラーが、そのうち白髪が目立つのを隠すための白髪染めを使うことになるのです。若い頃はパーマやカラーをたくさんしてヘアスタイルを楽しんで、悩みといえば髪が多いとかくせ毛とかそんなことだったのが、白髪が生える年になって今度は白髪をどう隠そうかという悩みに変わってきます。

ヘアカラーをすれば色が良く染まり数ヶ月はもつのでしばらくは白髪を隠してきれいな状態をキープできます。市販のヘアカラーに配合されている多くの染料はフェニレンジアミンなどのジアミン系が配合されていて、このおかげできれいに染まるわけですが、実はこのジアミン系はアレルギーを引き起こす物質なのです。体の働きとして、外から入ってきた異物を取り除いたり外に出したりする反応が過剰に現れたものがアレルギーなのですが、合わない人は呼吸困難などひどい症状がでる人もいますから使用には十分注意しなければなりません。必ずパッチテストで様子をみて使用するようにしましょう。

また、アレルギー症状が出るおそれがあるほか、かぶれや皮膚の炎症も気になります。強い薬品ですから、他のところについたり、しっかり染めたいからといって必要以上に時間を置いたりするのはよくありません。また、同じ色では飽きるからと頻繁に髪の色を変えたりするの頭皮や髪に負担がかかり、アレルギーが起こりやすくなったり、色素沈着を引き起こしたり悪影響をおよぼします。髪の色素を抜くために、キューティクルを開いているので頭皮だけでなく髪にもダメージを与えます。使っているうちに切れ毛や枝毛などができやすい痛んだ髪になってきます。頭皮もかゆみが出たり乾燥したりして抜け毛や薄毛の原因にもなりかねません。

それでもやはりヘアカラーはきれいに染まるから良いという人もいるでしょう。しかし、体質的に刺激の強いものを使えない人もいます。アレルギー体質でも白髪はやはり隠したいものですよね。それならヘアマニキュアやトリートメント・シャンプータイプなど刺激の弱い白髪染めを使うと良いでしょう。色の染まりはヘアカラーに比べれば劣りますが、天然植物から抽出した色素、たとえば紅花やヘナ、クチナシやウコンなどが配合されているので髪や頭皮へのダメージがなく安心して使えます。クチナシは古くから入れ墨にも使われてきた色素で、化粧品などにも広く使用されている色素のひとつです。