安全で仕上がりの良い白髪染めとは?“パッチテストは重要??”

パッチテストは重要??

ヘアカラーやトリートメントなどすべての白髪染めにパッチテストは必要なのでしょうか。

ここ最近よく耳にするシャンプーやトリートメントのタイプなどは、植物から抽出した成分を配合していたり、天然成分だけでできていたりします。色持ちや仕上がりを比べるとヘアカラーには劣りますが、刺激も少ないので安全性は高いです。アレルギー体質の人や肌が敏感な人でも使用できる商品なので、特にパッチテストをする必要はありません。

一方ヘアカラーは色持ちが良く仕上がりも一見すると良いのですが、しっかり染まるその仕組みは髪のキューティクルを薬品の力で開き、色素を抜き、そこへ色を入れているのです。もともと体の中で自然に起こるような反応ではなく、化学の力で無理に行っているわけです。そうともなれば体が反応しないわけがありません。人間の体は異物が入るとそれを排出して体を守ろうとする力が働きます。これが過剰に反応するとアレルギー反応として現れるのです。ヘアカラーにはアレルギーの原因となる成分パラフェニレンジアミンが配合されています。これはきれいに色を染めるためには欠かせない有機系の染料です。皮膚に触れると炎症を起こしたりする強い薬品のため、アレルギーの人はアナフィラキシーショックを引き起こす場合もあります。安全性の確認のためにもこのパッチテストは必ず行いましょう。

パッチテストのやり方はとても簡単です。取扱説明書にしたがって、1剤と2剤を小皿や小さい容器などに少しとって混ぜたものを腕の内側などに塗ります。このとき衣服などには付かないよう十分注意が必要です。一定の時間がたった時点で赤くなったりかゆみがでていなければ大丈夫、早速白髪染めをはじめましょう。もしパッチテストの途中でヒリヒリしたり炎症を起こしてしまったらすぐに洗い流して使用は控えるようにしましょう。パッチテストで問題がなかった人でも、まれに染め終わった後でかゆみがでる人もいますから、合わないようであれば繰り返し使用しないようにしてください。

大体のヘアカラーの取扱説明書にパッチテストは48時間などとある程度時間が決められています。ある程度おかなければ反応がでませんので仕方ないのですが、ヘアカラーを購入してもすぐには使えないことが多いのです。結婚式や学校などのイベントのために直前に染めようとするなら、数日前に購入してあらかじめパッチテストをしておくことをおすすめします。