安全で仕上がりの良い白髪染めとは?“白髪染めは安全??”

白髪染めは安全??

ヘアカラーを使用していると少しツンとした匂いがすることがあります。最近はさまざまな工夫でこの刺激臭が抑えられたり、良い香りがつけられたりしていますが、そんな刺激臭がするものを直接頭皮に乗せるわけですから、肌や髪へのダメージがないわけがありません。頻繁に使用すれば髪はパサパサになり、頭皮もボロボロになってしまいます。このような刺激の強い成分は、炎症を起こすだけでなくホルモンへの影響もあるといわれています。使用し続けると生理不順になったり、不妊症になったりする可能性があるといわれています。ですから使用頻度にも十分注意が必要です。

白髪染めの中には、トリートメントタイプのように素手で取り扱うことができるものから、手袋を使わなければならないものまであります。色持ちが良いと人気の高いヘアカラーですが、多くの商品に染料としてパラフェニレンジアミンという物質が配合されています。これは有害な物質で10gもあれば死にいたるほどです。ですからこれが目に入ったり口に入ったり、誤飲したりすると大変なことになります。嘔吐や呼吸困難(アナフィラキシーショック)などさまざまな症状を引き起こします。目に入った場合は結膜炎や角膜炎、結膜浮腫や白内障、ひどい人では失明した人もいるようです。また、消化器系では腹痛や嘔吐の他にも肝細胞壊死や急性腎不全などの事例が報告されています。皮膚に触れれば接触性皮膚炎や頭皮や顔がただれたりするでしょう。このように危険性の高い成分ではありますが、きれいに染めるためには欠かせないわけで、メーカーが安全な量をテストして配合していますので、白髪染めとして使う分にはそこまで問題はないでしょう。ただし使用方法や用量などを間違って使うと危険性が高くなることだけはしっかり覚えておきましょう。

気になる人は刺激が強い化学合成の染料ではなく、植物のヘナなどを染料として配合している白髪染めを使うとよいでしょう。使い続ければその良さがわかると言われています。植物成分の影響で次第に髪にハリやコシがでて、頭皮も健康になり美しい髪になってくるといいます。また、天然成分配合のトリートメントタイプもよいでしょう。トリートメントタイプはすぐに染まるというわけではなく時間はかかりますが、手にとって使えるほど安全性が高く刺激が少ないので、敏感肌やアレルギー体質の人でも使用できるといわれています。

同じものを続けて使うのではなく、用途や肌の調子などによっていろいろ組み合わせたり使い分けたりしてもいいですね。